2025.03.26
環境ホルモンとは?日常のどんなものに含まれているのか?
環境ホルモンとは? 日常のどんなものに含まれるのか?
環境ホルモン(内分泌かく乱物質)は、私たちの身の回りに広く存在し、体内のホルモンバランスに影響を与える可能性があります。以下のように段階を分けて、分かりやすく説明します。
① 環境ホルモンとは?
環境ホルモンは、人間や動物のホルモンのような働きをしたり、逆にホルモンの働きを妨げたりする化学物質です。
私たちの体には、本来エストロゲン(女性ホルモン)やテストステロン(男性ホルモン)など、さまざまなホルモンが分泌され、健康を維持しています。しかし、環境ホルモンが体内に入ると、これらのホルモンの働きが乱され、生殖機能や成長、代謝などに影響を及ぼす可能性があります。
② どこに環境ホルモンがあるのか?
環境ホルモンは、普段の生活のさまざまな場所に潜んでいます。具体的に、どんなものに含まれているのかを見ていきましょう。
1. プラスチック製品(食品容器・ペットボトル)
成分:ビスフェノールA(BPA)
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ペットボトルや食品の保存容器、缶詰の内側のコーティングに含まれています。
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特に、プラスチック製の容器を電子レンジで加熱すると、BPAが溶け出すことがあります。
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BPAはエストロゲン(女性ホルモン)に似た働きをし、ホルモンバランスを乱す可能性があります。
2. 化粧品・シャンプー・日焼け止め
成分:パラベン、フタル酸エステル(フタル酸)
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化粧品、シャンプー、香水、ネイル用品に含まれています。
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これらの成分は皮膚から吸収され、体内のホルモンバランスに影響を与えることが懸念されています。
3. 農薬・食品添加物
成分:ダイオキシン、有機塩素系農薬
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農薬や食品添加物の一部には、環境ホルモンとして働くものがあります。
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食品を通じて体内に蓄積し、長期的に影響を及ぼすことが懸念されています。
4. レシート・印刷物
成分:ビスフェノールA(BPA)
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レジのレシートやファックス用紙にはBPAが含まれていることがあります。
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手で触れるだけでも皮膚から吸収される可能性があります。
5. 洗剤・防虫剤・芳香剤
成分:アルキルフェノール類、フタル酸エステル
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洗濯洗剤、柔軟剤、防虫剤、芳香剤などに含まれ、揮発して空気中にも広がることがあります。
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これらの成分がホルモンバランスに悪影響を与える可能性が指摘されています。
③ どうすれば環境ホルモンの影響を減らせる?
環境ホルモンを完全に避けるのは難しいですが、日常生活で次のような工夫をすると、影響を減らすことができます。
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プラスチック容器の代わりにガラスやステンレスを使用する。
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電子レンジでプラスチック製の容器を使わない。
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オーガニック食品を選び、農薬の使用を避ける。
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ナチュラルな化粧品やシャンプーを選ぶ。
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レシートを触った後は手を洗う。
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室内の換気をこまめに行い、化学物質の蓄積を防ぐ。
④ まとめ
環境ホルモンは、プラスチック製品、化粧品、農薬、レシート、洗剤など、身の回りのさまざまなものに含まれています。これらの化学物質が体内に取り込まれることで、ホルモンバランスが乱れ、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
日常生活でできる対策を意識し、できるだけ環境ホルモンの影響を減らすことが大切です。
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